まったり日記のようなブログ

not EPS but PDF

前回の記事でEPSを用いてTeXへ挿入するぞという記事を書きました.

(EPS形式をTeXで使用するための前処理)

でも思ったんです. (Inkskapeとかillustratorで描く人は除きますが)ほとんどの研究者や学生さんはPowerPointを使ってるはず. だったらスライドをPDFにエクスポートした方が速くね? 前回の仮想プリンタと比較すると…

  • EPS
    • figure作成,仮想プリンタ,保存,保存場所で開く,boundaryを修正,再度保存
  • PDF
    • figure作成,エクスポート,保存

はい.こんなにも違います.パッと見てPDFの方が手順が少ないのが分かります. さらに,TeXではPDFファイルをそのままfigure環境で用いることができますのでご安心を.

ただ,EPSと同じようにトリミングするには注意が必要です.そこで今回はpdfcropというCUI環境からできるPDFのトリミングをご紹介.

PDFのトリミング

さて,pdfcropを用いるには環境構築が必要. 「うわぁ…面倒くさ…」と思ったあなた. 大丈夫!
TeX環境をお持ちの方.実はすでにpdfcropは実行ファイルとしてTeX関連のディレクトリに入っております. TeX LiveやUNIX系環境の人はこのままでも使えるのですが,w32texを使っている人は要注意. 実行ファイルを動かすためにはPerlをインストールしなければなりません(Perlプログラミング言語の一種ですがここでは割愛). UNIX系OSには標準でPerlが入っていますし,TeX Live環境の人も同じです.w32texの方はWindows環境で動くStrawberry Perlがあります. インストーラ形式ですので,ダウンロードして簡単に導入できます.公式サイトはこちらから.
あとは,パスを通して(TeXを導入した時点で設定済みだとは思いますが)終了です. 早速使ってみましょう.

pdfcropのデモ

いつも通りfigureを作成してPDFにエクスポートします. そしたらターミナルを開いて以下のコマンドを入力.

pdfcrop "input PDF file"

すると同じディレクトリに"input file name"-crop.pdfというファイルができます. 試しに自分もやってみました.

f:id:JLeafa:20170207173328p:plain f:id:JLeafa:20170207173338p:plain

結構ギリギリで縁取られますので便利です. オプション使えばマージンも設定できます.

Acrobad 有料版じゃダメなのか

CUI環境が嫌な人はそれでもいいかもしれません.莫大なお金を払えばGUIで直感的にやりやすいです. ただ,自分はCUIの方が好きなのでpdfcropを好んで使っています.
もっと挑戦てみたい人はPDFのフォーマット勉強して自作トリミングアプリケーションを作成するなんていうのもいいですね(ただし,扱うのはバイナリ形式で,PDFの構造はかなり難解.自分は過去に挫折).

まとめ

執筆中,pdfcropについてかなり具体的に書いてる記事を見つけました(参考).
ボスから卒論に関する圧力がかかったので頑張ります.

written by a Graduate School Student